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友へのQ/相棒との再会 ◆eQhlNH2BMs 「よし、市街地までもう少しだな」 こちらは図書館から市街地を目指す左翔太郎達4人のグループだ。 現在彼らはI-7の歩道で休息を取っている。 市街地には多くの人がいる、あるいは自分たちのように目的地としている参加者が多いだろう。 それらの参加者が必ずしも友好的であるとは限らないため、市街地に入る前に体調と準備を整えることになったのだ。 「しっかし、なんで風都タワーがあるんだ?」 少し先にそびえるタワーを眺めながら、翔太郎はつぶやいた。 「なんだい、知ってる場所なのか?」 「知ってるも何も…俺の故郷の有名スポットだ」 杏子の問いに、翔太郎はぶっきらぼうに答えた。 殺し合いの舞台に自分の大好きな街の象徴ともいえるものがあることに、彼は憤りを感じているのだ。 「どうやらこの地図に書かれてる建物や施設は、参加者にゆかりがあるものが多いみたいだね」 地図を眺めながら、ユーノがつぶやく。 例えば地図の中央にある冴島邸や、村にある志葉屋敷などは、名称からして明らかに名簿の中にある冴島鋼牙、志葉丈瑠と関係があるものに違いないだろう。 「なるほどな~…お前らはどっか知ってる場所ってあるか?」 翔太郎は3人になにげなく聞いてみた。 もしもあるのなら、彼らの知り合いと再会するための手がかりになるかもしれない。 「あたしは…特にないかな」 地図を眺めながらそういったのは杏子だ。 廃教会というのが少し引っかかったが、さびれた教会など別に珍しいものでもない。 「私も…ありません」 杏子の隣で、フェイトも静かに答えた。 「え?」 きょとんとした表情でフェイトを見るユーノ。 「どうしたの、ユーノ?」 「あ、いや……なんでもないよ、フェイト」 「(どうしてフェイトはあんなことを…?)」 ユーノは、先ほどのフェイトの発言に対して引っかかりを感じていた。 ユーノには1か所、地図に書かれた場所で気になる場所があった。 そしてその場所は、フェイトも知ってるはずの場所だった。 「(喫茶「翠屋」…フェイトが気付かないはずないんだけどなあ)」 喫茶「翠屋」とは、この殺し合いの場にも呼ばれている高町なのはの両親が経営する喫茶店で、なのはの自宅だ。 もちろんこの地図に書かれてる「翠屋」があの「翠屋」だとは限らないのだが… それにしたって気に留まりはするはずだ。 しかし、フェイトの様子を見る限りそんな様子すら見られない。 「(フェイト……?)」 「どうしたんだユーノ?ボーっとして」 「あ…翔太郎さん」 思考に没頭していたユーノに、翔太郎が声をかける。 その声に我に返ったユーノは、先ほどまでの思考を中断する。 確かに疑問は残るが、ほんの些細なことだ。 この程度のことで仲間であり友であるフェイトを疑ったってしょうがない。 「なんでもないです。そういえば、翔太郎さんは仮面ライダーなんですよね?」 思考を切り替えるべく、翔太郎に話題を振ってみた。 「ああ、こいつで変身するんだ」 そういって、翔太郎が懐から取り出したそれは―――ダブルドライバー。 「つっても、相棒がいないと使えないんだけどな」 「相棒っていうと、フィリップっていう…?」 「ああ、この殺し合いの主催者達に捕まっちまったんだ!」 あいつと俺は、二人で一人の仮面ライダー。 それは、今までだって、これからだって変わらない (待ってろよフィリップ!必ず助けてみせるからな!) 「あの…それだと少しおかしくないですか?」 「おかしい?なにがだ?」 あらためて決意を固めた翔太郎に、ユーノが問いただす。 「今の話が確かなら、そのドライバーは使い道がないのに支給されたってことになります」 「…そういうことに、なるな」 確かに翔太郎もこのドライバーと3つの専用メモリが支給されたとき、同じ疑問を抱きはした。 しかし、どうせ加頭の野郎の嫌がらせだろうと、その時は深く考えなかった。 だが、今こうして指摘されてみれば、確かに変身もできないのにこれを専用変身ツールとして支給されたのは妙だ。 「…一度試してみるか」 思えば、この殺し合いが始まってから、このダブルドライバーを腰に装着すらしてなかった。 確かめもせずに変身できないと決めてかかったのは、少し早計だったかもしれない。 そんなわけで翔太郎は立ち上がり、腰にダブルドライバーを装着する。 すると――― 『翔太郎!?翔太郎なのか!?』 「フィリップ!?」 聞こえてきたのは、唯一無二の相棒の声だった。 【一日目・早朝】 【I-7 平原】 【左翔太郎@仮面ライダーW】 [状態]:健康 [装備]:ダブルドライバー@仮面ライダーW (腰に装着中) [道具]:支給品一式、ガイアメモリ(ジョーカー、メタル、トリガー)、ランダム支給品1~3個(本人確認済み) [思考] 基本:殺し合いを止め、フィリップを救出する 1:フィリップ!? 2:まずはこの三人を守りながら、市街地に向かう 3:仲間を集める 4:出来るなら杏子を救いたい [備考] ※参戦時期はTV本編終了後です ※他世界の情報についてある程度知りました。 (何をどの程度知ったかは後続の書き手さんに任せます) ※魔法少女についての情報を知りました。 【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:支給品一式、ランダム支給品1~2個 (本人確認済み) [思考] 基本:殺し合いを止め、企画者たちを捕らえる 1:ここにいるみんなの力になる 2:三人と一緒に市街地に向かう 3:フェイトへのかすかな不審 [備考] ※参戦時期は闇の書事件解決後です ※ガイアメモリはロストロギアではないかと考えています ※検索魔法は制限により検索スピードが遅く、魔力消費が高くなっています ※他世界の情報についてある程度知りました。 (何をどの程度知ったかは後続の書き手さんに任せます) ※不明支給品の一つはグリーフシード@魔法少女まどか☆マギカです。 ※魔法少女についての情報を知りました。 【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:ダメージ(小)、左胸に大穴、下腹部に貫通した傷 [装備]:槍@魔法少女まどか☆マギカ [道具]:基本支給品一式、イングラムM10@現実?、火炎杖@らんま1/2、ガドルのランダム支給品1~3(本人確認済み、グリーフシードはない) [思考] 基本:殺し合いに優勝する 1:フェイトと手を組んで殺し合いを有利に進める 2:今は翔太郎とユーノを上手く利用する 3:他の参加者からグリーフシードを奪う [備考] ※魔法少女まどか☆マギカ6話終了後からの参戦です ※首輪は首にではなくソウルジェムに巻かれています ※魔法少女の身体の特性により、少なくともこの負傷で死に至ることはありません 【フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのはシリーズ】 [状態]:疲労(小)、魔力消費(小) [装備]:バルディッシュ@魔法少女リリカルなのはシリーズ [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(本人確認済み) [思考] 基本:殺し合いに優勝してジュエルシードを揃える 1:今はこの三人と一緒に行動する。 2:左翔太郎とユーノ・スクライアを上手く利用する。 3:何かを聞かれたら、出来るだけ誤魔化す。 [備考] ※魔法少女リリカルなのは一期第十話終了後からの参戦です 時系列順で読む Back 再会、それは悲劇Next nothing(前編) 投下順で読む Back わたしが、しっかりしないとNext nothing(前編) Back 彼らは知らない 左翔太郎 Next 戦いは始まる Back 彼らは知らない ユーノ・スクライア Next 戦いは始まる Back 彼らは知らない 佐倉杏子 Next 戦いは始まる Back 彼らは知らない フェイト・テスタロッサ Next 戦いは始まる
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【オープニング】 No タイトル 登場人物 場所 時間帯 作者 000 オープニング 魔神官ハイネス、呪腕のハサン ? ? ◆OOggPY4fk. 【深夜】 No タイトル 登場人物 場所 時間帯 作者 001 あるゴブリンたちの結末 鈴木浩二 D-1 ふれあい動物パーク跡地 深夜 ◆IRWq076pt2 002 淫獣とニンジャ 上杉風太郎、ユーノ・スクライア、ユリケンジャー C-2 森 深夜 ◆IRWq076pt2
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【ニノ国】 【名前】 【コミュ回数】 一言 新城やる夫 - 二ノ国侯爵 主人公 アーチャー 5 二ノ国武将 やる夫の腹心 遠坂凛 - アーチャー嫁 連邦出身 アンリ - 双子の兄 ハンドル、たまにアクセルべた踏み 志貴 - 双子の弟 ハクオロ侯爵の一の騎士 武蔵 4 やる夫のメイド ナイトブレイザー - 戦闘用自動人形 キル子 6 東方不敗の次女 やる夫の正妻 新城ランス - 長男 廃嫡 稀代の冒険者 新城ハクオロ - 次男 跡継ぎ 5クリック 新城ハルヒ - 長女 ホスト部 間桐桜 - 侍女 親子仲は良好 新城カレン 4 シトー修道院所属のシスター 言峰の娘 やる夫の側室 新城セシリー - 長女 ブレーキ 聖剣の刀鍛冶 言峰タクト - 長男 言峰公爵家を後継 銀河美少年 佐倉杏子 5 練兵メインの傭兵 エドワード・エルリック 2 技術者 葵・トーリ 4 流れの傭兵 浅間・智 - ズドン巫女 新城直衛 - 英雄『剣虎将軍』。やる夫の父 故人 できない子 - やる夫の母 故人 新城淡幽 - 後世における新城家の末裔 宮廷 ブローノ・ブチャラティ 5 二ノ国伯爵 中立派 自由都市群とのパイプあり トニオ - 凄腕料理人 自由都市群出身 ランサー - 言峰綺礼付きの武官 ブチャラティ家に のび太 5 二ノ国国王 ルリ - のび太嫁 祇堂鞠也の妹 ガッツ 3 二ノ国男爵、戦役後伯爵に 反帝国の武断派 ウルスと連年戦闘 シールケ - ガッツ嫁 ベアトリーチェ 4 二ノ国男爵夫人 親帝国 無常派 戦人 - 生えてきたベアトの旦那 言峰綺礼 - ニノ国公爵 新城直衛の仇 故人 坂田銀時 - 二ノ国男爵 反帝国の急先鋒 山岡 - 二ノ国伯爵 酔っ払い ドラえもん - 先代二ノ国国王 故人 【帝国】 【名前】 【コミュ回数】 一言 バーン - 帝王 故人 バラン - 第一王子 故人 ダイ - バランの息子 皇太孫 アバン=デ=ジニュアール - 帝国将軍 ダイの後見人 横島忠夫 - 第三王子 春川英輔 1 帝国子爵 横島派 ミミ・ウリエ・フォン・シュヴァルツラング - 元バラン派 横島護衛 ルルーシュ - 第二王子 故人 無常矜侍 1 帝国男爵 ルルーシュ派 二ノ国担当 ジャンヌ(Fate) - 無常嫁 名家の出 ジル・ド・レイ - ジャンヌの父 セルベリア・ブレス - 帝国将軍 ルルーシュ派 アリス・L・マルヴィン - セルベリア麾下の有力将帥 ランデル・オーランド - セルベリア麾下の有力将帥 ウェルキン・ギュンター - セルベリア将軍麾下の将帥 カン・ユー - 帝国将兵 ボトムズ ミストバーン 0 尚書 ルルーシュ派 キルバーン - 帝国の暗部を司る ミストバーンと昵懇 桐条美鶴 - 帝国伯爵 東方都市テンタラフーの主 ガイル - 帝国将帥 国境方面の主力の一人 故人 ザンギエフ - 帝国将帥 国境方面の主力の一人 故人 エネル - 帝国将軍 故人 【ウルス国】 【名前】 【コミュ回数】 一言 シュウジ・クロス - ウルス国王『東方不敗』 クロス・キル夫 2 東方不敗の長男 クロス・アインハルト - ロリ妻 帝国ストラトス家出身 クロス・ナナリー - ルルーシュの同母妹 キルオ・風 - アインハルトとの長女 ニトロその2 デューク・東郷 - 弓の名手 ドナルド・マクドナルド - 故人 クマー - 故人 【連邦】 【名前】 【コミュ回数】 一言 織田信長 - 現在の王 【選帝侯】の一人 祇堂鞠也 2 連邦侯爵 【選帝侯】織田家と親戚 茉莉花 - メイド アシェラッド - 傭兵? 島津豊久 - 妖怪土地おいてけ プブリウス・コルネリウス・スキピオ - 軍使 志々雄真実 - 【選帝侯】の一人 【自由都市群】 【名前】 【コミュ回数】 一言 ユーノ・スクライア 3 フェレット商会 厳冬以外は二ノ国支店を拠点に なのは・スクライア - フェレット商会 ユーノ嫁 フェイト・スクライア - フェレット商会 ユーノ嫁 シュテル・スクライア - なのはとの長女 ニトロその1 アマンダラ・カマンダラ - アマン商会
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久しぶりの遺跡発掘作業。ユーノ・スクライアはとある辺境世界に来ていた。 そして草木も眠る深夜、僅かな気配と、遠雷のように響くドラムの音に目を覚ます。 眼前に広がるのは無数の骸骨の群れ。恐らく何者かに操られているのだろう。その動きに乱れは無い。 観察を続けているうちに、一人?だけ動きが違うものがいた。よく見れば他の骸骨は眼が赤いのに対し、彼?だけは眼が青い。 もしかしたらこの事態を解決する糸口になるかもしれない。そう判断を下し、彼を救出するためにユーノは飛び出した。 なんとか追っ手を振り切り、まずは一息。 「ああもう、鳥肌たっちゃうよ」 「君、肌無いじゃん……」 「まあそれはおいといて……お礼がまだだったね。有難う。あー……」 「ユーノ・スクライア。ユーノでいいよ」 「OK。僕の事はミスター・ボーンズと呼んでくれ」 これが彼らのファーストコンタクト。 「何処からかイカした音が聞こえる」 「あれはギターの音だね」 「つまり誰かいるって事かい? 丁度いい。骨休めさせてもらおうぜ」 辿り着いたのは一軒の民家。そこには一人の盲目の男性がギターを弾いていた。 「お前達、ダ・ゴーリアンの手先か?」 「「ダ・ゴーリアン?」」 「ドラムを叩いてる奴さ」 「あー……」「そうそう」「「困ってます」」 「だったらそのギターは持って行きな。役に立つはずだ」 その後も二人の冒険(珍道中)は続く。 丸太に追いかけられ、 「ヒャッホーーイ!」 「結構余裕だね……」 異次元に飛ばされ、女性の幽霊を説得し、 「それでも、奴を止めなきゃいけない事は解るんだ。行かせてくれるかい?」 (ここじゃ僕何もしてないなー。あ、骨と幽霊のカップルって珍しいかも) 川の中を流されて、ひびの入った氷の上を走りぬけ、 「アッ────!」 「あ、落ちた。いや僕は飛べるからいいんだけどね」 小人達を助けながら辿り着いたダ・ゴーリアンの城。 だが当然親玉の下へ行くにはまだ数々の障害が待ち受けている訳で。 「ねえ知ってる? 隣の空き地に囲いが出来たってね~」 「へえ~。かっこいい」 「HAHAHA。OKユーノ。君も解ってきたじゃないか」 ……ホントに障害? ダ・ゴーリアンの元へようやく辿り着いた二人。 「何百年も時間をかけて準備してきたというのに、貴様らのような雑魚に邪魔されるとは……」 「雑魚?」「僕達が?」 「しかしそれもここで終わりにしてやろう!」 そう叫ぶやいなや荒々しくドラムを叩くダ・ゴーリアン。今まではその支配を逃れていたミスター・ボーンズも至近距離での攻勢には耐えられないのか、徐々に瞳が赤く染まってゆく。 「このままじゃ駄目だ。何とかしないと……そうだ!!」 楽器なんて弾いた事は無い。今から自分が奏でる音はきっと聞けたものじゃないだろう。 それでも、たとえ拙い音でも、そこに魂があるのなら届く筈だと信じて。 ギターの音をBGMに、ユーノの叫びが響く。 「思い出すんだミスターボーンズ! 君の魂を!!」 単発総合目次へ その他系目次へ TOPページへ
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とりあえずは電波の命ずるままに書いてみたよ xyKvcdjk ―――今回の事件をすべて見てきた僕が言いたいことは、ただひとつ。 女性が奇麗でありたいという衝動は、弱い自分が嫌いな自分に勝つことや 守りたい者を守るために強くあろうとする事とは、あまりにかけ離れた真似だったということです。 ××/○○ ユーノ・スクライア司書の手記より。 「ふぅ~~気持ちいいぃ~~」 ――――高町家浴場。 特性桶風呂(なのは製作)を堪能する一匹のフェレットの喘ぎ声がした。 フェレットが喋るなんて怪現象(丁寧にちびタオルを頭に載せて、起用に前足で抑えている) 同伴する二人の住民にとっては些細な問題である。むしろ可愛らしい程に。 「にゃははは、ユーノ君まるでお父さんみたいなこといってるよ」 「駄目だよ 恭ちゃんみたいに若年寄になったら、なのはが悲しむって」 そんな様子が可笑しかったのか。 同じお風呂に入っていた高町なのはと高町美由希は体を洗う手を止めて思わずくすくすと笑う。 「そんな事いわれましてもね……気持ちいいのは事実なんですし、久しぶりなんですから~」 「はぁ、そういうくらいなら普段からもっと衛生管理に気を回そうよ。 ご飯食べたりお風呂は言ったりするのは大事なことだよ」 なのはに言われて、ふと数時間前の自分の状態を思い出すユーノ。 久々に管理局から帰る道のりがかち合った二人。 司書の活動ぶりや武装隊の訓練メニューや今は遠い教導隊の人達のすごさとか話していた二人。 高町家についた途端に「せっかくだから一緒にお風呂入ろうよ」という誘惑に乗ったのはいいけど、 行った先には美由希という先客。 気にせずに「あら?二人と一緒に入るのも悪くはないかな」と断言するも、 揺れる女の魅力にKOしたユーノがフェレット変身という自体である。 「はぁ、管理局のお仕事ってそんなに大変なんだ……あっ、背中痛くない?」 「うん、ぜんぜん平気だよ~」 髪を洗う小さななのはの背中をこする美由希……隠されてない魅惑の肢体に目が行きがちになるユーノ。 だけどフェレット状態では本能が勝るのか、むしろ隠しても見せ付けてくるので諦めて眺めている。 「武装隊と無限書庫ではかなり程度の差はありますけどね」 「うそだよ、それ。クロノ君とか外と内でも激務なのは変わりないっていってるよ」 だったら少しは労いの言葉なり人員補給をしてもらいたいものだ、と愚痴を零しそうになる。 「はいはい。家に帰ってまでお仕事の話はしないの。ユーノ来なさい。体を洗ってあげるわよ」 「いいんですか?」 「もちのろんよ。なんなら人間の方が洗いやすくてしてあげてもいいんだけど……」 「み、美由希さん!!!!」「あわわわわあ、お姉ちゃん!!」 突然の誘惑発言にあせるお子ちゃま二人。もちろん、美由希に笑われた。 「うそうそ、可愛い妹の彼氏の裸を妄りに見ようなんてしないって」 「お、お姉ちゃん……からかうなんてひどいよ」 「まあまあ、ほら来なさいよユーノ」 「それじゃあ、よろしくお願いします……」 来い来いとスポンジを持ったまま、指で催促されて、桶風呂があがるユーノ。 慣れた動作で美由希の膝の上に乗ると、されるがままに優しく全身を擦られ始める。 専用の薬用シャンプーですでにユーノの体は顔以外は真っ白に染め上がり、 またしても顔は快楽にとろける始末。 「はうぅぅ~~美由希さんの指使いうますぎ~~あうう~~」 「声までとろけちゃって可愛いすぎだよ、ユーノ。ほらサービスサービス~」 「み、美由希さん?いったいなに……んにゃああ!?!?!?!?!?」 声色からいやな予感を感じたが予感的中。 スポンジから豊満な胸スポンジによる全身揉み荒いが開始されてしまった。 「お姉ちゃん??」 ちなみになのはの視界はシャンプーによりゼロです。 「な、なのは!助けてく……」 「気にしない気にしない。なのははゆっくり髪を洗えばいいからね」 「へっ????」 小首を傾げながらも姉の言うことには素直に従う小学4年生。 以降は、むにゅむにゅ地獄を味わうユーノの悲鳴は泡を取り落として激怒するまで続きましたとさ。 ―――この後に、異常につるつるになった美由希のボディが切欠で一連の騒動が始まることが知らずに。 27スレ SS ユーノ ユーノ・スクライア 高町なのは 高町美由希
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第一回放送までの本編SS 【オープニング】 NO. タイトル 作者 登場人物 000 オープニング ◆w4Pq5j/FG. 加頭順、左翔太郎、本郷猛、一文字隼人、早乙女乱馬、孤門一輝、涼村暁、速水克彦 【未明】 NO. タイトル 作者 登場人物 001 使命 ◆gry038wOvE 冴島鋼牙、一条薫 002 セイギノミカタ ◆F3/75Tw8mw 本郷猛、鹿目まどか 003 不幸のバトルロワイヤル! 幸せを取り戻せ!! ◆LuuKRM2PEg 桃園ラブ、蒼乃美希、巴マミ、孤門一輝 004 決意のT/少年の使命 ◆XksB4AwhxU 左翔太郎、ユーノ・スクライア 005 天下無双の方向音痴 ◆OCD.CeuWFo 響良牙 006 黄色と黒のポラリティ ◆w4Pq5j/FG. 暁美ほむら、山吹祈里 007 マーダー探偵 ◆YlAksA5vE6 涼村暁 008 戦士の条件 ―魂― ◆F3/75Tw8mw 結城丈二 009 四重奏―カルテット―(前編)四重奏―カルテット―(後編) ◆amQF0quq.k 井坂深紅郎、ゴ・ガドル・バ、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ 010 戦慄のN/究極の闇をもたらす魔人 ◆FTrPA9Zlak 園咲霧彦、高町ヴィヴィオ、ン・ダグバ・ゼバ 011 男と少女とオカマ 珍道中 ◆LuuKRM2PEg 東せつな、相羽タカヤ、泉京水 012 あの時の自分と向き合って ◆XksB4AwhxU スバル・ナカジマ、シャンプー 013 顔に十字を持つ者 ◆gry038wOvE 一文字隼人、沖一也、バラゴ 014 brother & sister (前編)brother & sister (後編) ◆7pf62HiyTE 照井竜、相羽ミユキ、ティアナ・ランスター 015 からっぽの心 ◆MiRaiTlHUI 村雨良、大道克己 016 戦いの狼煙 ◆OCD.CeuWFo 高町なのは、池波流ノ介、腑破十臓 017 覇王と決意と蝙蝠男 ◆Z9iNYeY9a2 アインハルト・ストラトス、ズ・ゴオマ・グ 018 正義の価値 ◆F3/75Tw8mw 三影英介、美樹さやか 019 人造人間と格闘娘と寿司屋 ◆XksB4AwhxU ダークプリキュア、天道あかね、梅盛源太 020 紳士怪人? ◆gry038wOvE 石堀光彦、花咲つぼみ、黒岩省吾 021 ゲゲル ゾ ザジレス ◆HdMcKJJiLs 五代雄介、西条凪、溝呂木眞也 022 Iを求めて/怒れる女と男 ◆amQF0quq.k 園咲冴子、速水克彦 023 紅色の涙 ◆7pf62HiyTE 相羽シンヤ、モロトフ 024 現れた魔女! その名はノーザ!! ◆LuuKRM2PEg ノーザ、本郷猛、鹿目まどか、スバル・ナカジマ、シャンプー 025 生きる意味を求めて ◆eQhlNH2BMs 早乙女乱馬、志葉丈瑠 026 二百年野望 ◆7pf62HiyTE 筋殻アクマロ 027 外道─ビースト─ ◆gry038wOvE 姫矢准、血祭ドウコク 028 銀の意志・金の仇 ◆F3/75Tw8mw 凉邑零 029 人類は救済されました ◆amQF0quq.k 月影ゆり 031 嵐の前(?)の… ◆gry038wOvE 暁美ほむら、涼村暁 033 MY FRIEND 園咲冴子、速水克彦 036 UNDER THE SKY ◆7pf62HiyTE 相羽タカヤ、泉京水、東せつな 【黎明】 NO. タイトル 作者 登場人物 030 自業自得 ◆OCD.CeuWFo ゴ・ガドル・バ、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ、パンスト太郎 032 Sの異常/気分しだいの必殺技(前編)Sの異常/気分しだいの必殺技(中編)Sの異常/気分しだいの必殺技(後編) ◆zvh.p2EMLo 大道克己、村雨良、響良牙 034 捲られたカード、占うように笑う(前編)捲られたカード、占うように笑う(後編) ◆udCC9cHvps 本郷猛、鹿目まどか、アインハルト・ストラトス、ズ・ゴオマ・グ、ノーザ、スバル・ナカジマ 035 ニアミス ◆gry038wOvE 池波流ノ介、腑破十臓、梅盛源太、高町なのは、天道あかね、来海えりか、明堂院いつき、ダークプリキュア 037 SPIRITSを伝えろ! ◆eQhlNH2BMs 一文字隼人、沖一也 038 進化論 ~GOOD MORNING! -HELLO! 21st-CENTURY~ ◆7pf62HiyTE ゴ・ガドル・バ 039 彼らは知らない ◆LuuKRM2PEg 左翔太郎、ユーノ・スクライア、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ 040 「Eternal Flame」(前編)「Eternal Flame」(後編) ◆7pf62HiyTE 暁美ほむら、ン・ダグバ・ゼバ、涼村暁、志葉丈瑠 042 守りし者たち ◆amQF0quq.k 冴島鋼牙、一条薫 043 わたしが、しっかりしないと ◆IdwfK41Ttg 桃園ラブ、巴マミ 046 魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE 五代雄介、西条凪、美樹さやか、溝呂木眞也、照井竜、相羽ミユキ 047 魔獣 ◆LuuKRM2PEg 沖一也、一文字隼人、三影英介、バラゴ、速水克彦、園咲冴子 049 波紋呼ぶ赤の森 ◆eQhlNH2BMs 園咲霧彦、高町ヴィヴィオ、山吹祈里 050 飢・渇・心 ◆udCC9cHvps ティアナ・ランスター、井坂深紅郎 051 復讐の戦鬼 ◆gry038wOvE 涼邑零、結城丈二、相羽タカヤ、泉京水、東せつな 054 街(Nasca Version)街(Pine Version)街(Vivid Version) ◆7pf62HiyTE 早乙女乱馬、園崎霧彦、山吹祈里、高町ヴィヴィオ 【早朝】 NO. タイトル 作者 登場人物 041 再会、それは悲劇 ◆eQhlNH2BMs 月影ゆり、ダークプリキュア、来海えりか 044 友へのQ/相棒との再会 左翔太郎、ユーノ・スクライア、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ 045 nothing(前編)nothing(後編) ◆7pf62HiyTE 池波流之介、明堂院いつき、高町なのは 048 戦いは始まる ◆Ltg/xlcQkg 左翔太郎、ユーノ・スクライア、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ、ゴ・ガドル・バ 052 ラブとマミ 終わらない約束!(前編)ラブとマミ 終わらない約束!(中編)ラブとマミ 終わらない約束!(後編) ◆LuuKRM2PEg 桃園ラブ、巴マミ、モロトフ 053 願い 蒼乃美希、孤門一輝、相羽シンヤ、月影ゆり 055 野望のさらにその先へ ◆OmtW54r7Tc 桃園ラブ、黒岩省吾 056 変身超人大戦・開幕変身超人大戦・危機変身超人大戦・襲来変身超人大戦・イナクナリナサイ変身超人大戦・最後の乱入者変身超人大戦・そして―――― ◆LuuKRM2PEg 本郷猛、沖一也、明堂院いつき、ノーザ、高町なのは、スバル・ナカジマ、アインハルト・ストラトス、鹿目まどか、ズ・ゴオマ・グ、池波流ノ介、筋殻アクマロ 057 I am(前編)I am(後編) ◆7pf62HiyTE 響良牙、村雨良 058 未知のメモリとその可能性 ◆OmtW54r7Tc 井坂深紅郎、ティアナ・ランスター 059 答えが、まったくわからない(前編)答えが、まったくわからない(後編) ◆LuuKRM2PEg 左翔太郎、ユーノ・スクライア、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ、ゴ・ガドル・バ 060 血染めのライダーパンチ ◆gry038wOvE 一文字隼人、三影英介、バラゴ、石堀光彦、花咲つぼみ 061 ASTRY 暁美ほむら、涼村暁、志葉丈瑠、パンスト太郎 062 椅子 冴島鋼牙、一条薫、相羽シンヤ 063 進撃 ◆IdwfK41Ttg ン・ダグバ・ゼバ 064 風が私を呼んでいる ◆gry038wOvE 早乙女乱馬、園崎霧彦、山吹祈里、高町ヴィヴィオ 065 Avenger ◆F3/75Tw8mw 涼邑零、結城丈二 066 白と黒の黙示録(夜明けの鐘)白と黒の黙示録(暁の決戦)白と黒の黙示録(円環の理)白と黒の黙示録(微笑みの出発) ◆7pf62HiyTE 暁美ほむら、涼村暁、志葉丈瑠、パンスト太郎 067 彼等早朝迄─ロングナイト─ ◆gry038wOvE 姫矢准、血祭ドウコク 068 悪魔は笑う ◆LuuKRM2PEg 溝呂木眞也、西条凪、五代雄介、美樹さやか 069 三つの思い! 光と闇の生き方 ◆gry038wOvE 蒼乃美希、孤門一輝、月影ゆり 070 Lの季節/I don t know the truthLの季節/手ごたえのない愛 ◆7pf62HiyTE ノーザ、筋殻アクマロ、スバル・ナカジマ 071 Kは吠える/永遠という名の悪魔 ◆LuuKRM2PEg 大道克己、腑破十臓、梅盛源太、天道あかね 072 優しさを思い出して 東せつな、佐倉杏子、相羽タカヤ、左翔太郎、泉京水 073 黒き十字架(前編)黒き十字架(後編) ◆gry038wOvE 明堂院いつき、沖一也、アインハルト・ストラトス、ダークプリキュア 【第一回放送】 NO. タイトル 作者 登場人物 074 第一回放送 ◆LuuKRM2PEg 加頭順、サラマンダー男爵、ニードル 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで ゲーム終了まで
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(何でこんなことになっちまったんだよ……何で、マミが……!?) 赤い魔法少女、佐倉杏子は星と満月が輝く夜空を見上げながら舌打ちをする。 ようやく友達になれた魔法少女の美樹さやかを失った悲しみを乗り越えて、巴マミや暁美ほむらと一緒に魔獣を狩っていたら、いきなりこんな意味のわからない殺し合いが日本全土で起こった。 何でも、世界中から押し寄せてきた難民を受け入れられなくなったから、殺し合いを始めたらしいが……そんな話は杏子にとって知ったことではない。 確かにこの世界は強い者が弱い者を食らうという、食物連鎖の法則で成り立っている。寝る場所や食料の確保をするなら淘汰は必要不可欠かもしれないが、だからといって殺し合いとやらに付き合う義理はなかった。 あのオッサンは共に戦ってきた先輩のマミを、まるでゴミか何かのように殺したのが許せなかった。この殺し合いは生き残った奴を日本国民として認めるチャンスらしいが、その理論からすると奴の行動はまるで矛盾している。 つまりマミ達は日本国民として認められる資格すら、ないとでも言いたかったのかと杏子は憤りを覚えた。 (ムカつくよ……ああ、ムカつくな! マミ、あんたの仇は取ってやるからな……あたしがそっちに逝くまで、待っててくれよ) 気に入らない奴はぶちのめすが、主催者の言いなりになる気は全くない。 真面目を絵に描いたような魔法少女のマミとは色々と言われたことがあったが、それでも大切な先輩だった。そんな彼女の命を奪った奴に従うつもりなど杏子にはない。 だから、マミの願いを叶える為にも殺し合いを止めて主催者をぶちのめす。正義の味方を語るようで小恥ずかしいが、不思議と抵抗はなかった。 「杏子さん……大丈夫ですか?」 「あんたに心配されるほど、あたしはヤワじゃねえよ……ま、心配してくれてありがとなヴィヴィオ」 そして今、杏子は見慣れない制服を纏って、腰にまで届くほど長い金髪に二つのリボンを付けた少女に対して、笑顔を向けている。 その少女の名前は高町ヴィヴィオ。殺し合いが始まってから、どうするべきかと考えていたところに出会った最初の人間だった。何でも彼女はミッドチルダとかいう異世界からやってきた奴らしいが、それは別にどうでもいい。 亡くなった妹のモモと似たような子どもまで殺し合いを強いた主催者への怒りが、更に強くなっていた。 「にしても、あんたも災難だな……たまたま旅行に来てただけなのにこんな事に巻き込まれてさ。あんた、その元の世界に助けを呼べないのか?」 「私もそうしようと思ってましたが、通信が繋がらないので……でも、私は諦めませんから! この力で、みんなを助けてみせます!」 「そっか。まあ、無理はするなよ……こんなくだらねえ殺し合いとやらで死んだら、あんたの母親も悲しむからさ」 「心配してくれてありがとうございます! 私も杏子さんに無理をさせませんから、一緒に頑張りましょう!」 「ああ……あたし達二人で、コンビ結成だな!」 暗闇をものともしないような明るい笑顔を向けるヴィヴィオの頭を、杏子は優しく撫でる。 詳しくは知らないが、ヴィヴィオは格闘技をやっているのでそれなりに戦えるらしい。だが、こんな年下の少女に無理をさせるほど杏子は自分が弱いと思っていないし、何よりもそれをさやかやマミが望んでいるわけがなかった。 だからヴィヴィオも守るし、殺し合いを止めながら気に入らない奴らを蹴散らす。そう決意しながらヴィヴィオの小さな手を握った、その時だった。 「うわああああああぁぁぁぁぁ!」 突如、何処からともなく少年の悲鳴が闇の中から響いて、一瞬で杏子の鼓膜を刺激する。 それは何となくヴィヴィオの声と似ている気がしたが、そんなのはどうでもよかった。 「何だ、今の声は!?」 「杏子さん、あっちみたいです!」 狼狽するヴィヴィオが指差す方面には、数階建ての小さなホテルがある。 悲鳴が発せられたということは、あそこで子どもが襲われている可能性が高い。ただ脅えているだけかもしれないが、それでも放っておくわけにはいかなかった。 「やれやれ、早速仕事かい」 「行きましょう、杏子さん! このままじゃ……」 「わかってるよ! けどなヴィヴィオ、さっきも言ったみたいに無理はするなよ」 「はい!」 「それじゃ、行くか!」 そうして、魔法少女へと変身した佐倉杏子はヴィヴィオを背負って走り出す。その重さを感じて、改めてこれから大きくなるであろうヴィヴィオを守らなければならないと杏子は認識した。 高町ヴィヴィオをホテルに連れたことで、一体どんな悲劇が起きるのかも知らずに…… ◆ 「うふふユーノ君……私のこの身体、どう?」 「も、もうやめてよなのは……こんなの、こんなのおかしいよ!」 千葉県のとあるホテルに備え付けられた和風の庭園。 そこでは今、豊満な肢体をボンテージを身に纏った女性が妖艶な笑みを浮かべながら全裸の少年に迫るという、あまりにも奇妙な光景が広がっている。 この状況に至った理由は、高町なのはがユーノ・スクライアに支給された未来の秘密道具であるタイムふろしきを使ったことから始まった。数時間前の行為の後、ユーノが呆然としている隙を突いて、なのはは何を思ったのか突然タイムふろしきを使って25歳までに成長を果たす。 そのまま、ショックで動けなくなったユーノを抱えて庭園にまで足を進めたのだ。これまたユーノの支給品であるボンテージを身に纏って。 「どうして? その年で野外プレイができるなんて、最高じゃない」 「な、な、な、なんでよ!? 僕は、そんなこと望んでなんか……」 「ええ~? 大人の階段を一気に登れるんだよ? つまり、ユーノ君を一人前の男にしてあげようとしてるんだからね!」 「お、大人って……意味が分からないよっ!」 あまりにも突拍子のない理論に、ユーノはただ怯えるしかできなかった。 いつものなのはではない。こうなってしまったのは彼女が未来を知ったかららしいが、ここまで自暴自棄になってしまうなんてどれだけ酷い未来なのか? いつものユーノなら、なのはを立ち直らせるために奮闘しただろうが……それをできるような状態ではない。 「それに、ユーノ君のマンモスもギンギンになってるでしょ? だから、私はその欲望を叶えてあげたいの」 「えっ……?」 完熟したリンゴのように頬を赤らめるなのはが指している先を見て、ユーノは言葉を失った。何と、彼の小さな生殖器が天に向かうように大きく立っていたのだ。 当然である。ユーノ・スクライアもまだ9歳の少年とはいえ、正真正銘の男。果物のように豊満な乳房に、ボンテ―ジに覆われたしなやかな肢体を前にしてはこうなるのは当たり前だった。 加えて、胸の位置から衣服を突き破りそうに勃ち上がっている二つの突起が、全裸よりも扇情的な雰囲気を放っている。悲しいことに、それがユーノ・スクライアという少年に宿る雄の欲望を最大限にまで燃やしていた。 「そんなに勃起してるなんてユーノ君ってとってもエッチなんだね……でも、そんなユーノ君も大好きだよ」 「こ、これは……そのっ……!」 「大丈夫だよ。大人になった私がもっと、ユーノ君を気持ち良くしてあげるから!」 「嫌だ! やめて……いつものなのはに戻って!」 なのはの笑顔はあまりにも眩しかったが、今のユーノにはそれがあまりにも恐ろしい表情に見えてしまう。 彼女には悪意が全くない。故に、これからやろうとしている事を決して間違っていると思っていないだろう。だから、先程の行為のように男としての……否、人間としての尊厳が容赦なく奪われてしまう。 そう悟ったユーノの瞳から涙がポロポロと零れ落ちた、その瞬間だった。 「マ、ママ……何、してるの?」 怯えるユーノの耳に、震えるような少女の声が響く。 それによって恐怖に支配されていた彼の意識が急激に覚醒して、はっと顔を上げた。するとその先には、なのはの背後から少し離れた場所に二人の少女が見える。 赤髪と金髪の見知らぬ少女達は、どちらも愕然とした表情を浮かべていた。 ◆ 「ヴィ、ヴィヴィオ……!?」 高町なのはの身体は、突如として現れた少女を見たことで大きく震えている。そして、暴走していた思考もようやく落ち着きを取り戻し始めていた。 3000年以上前から、古代エジプトに伝わる秘宝・千年アイテムの一つである千年タウクの効果によって、なのはは自分の未来に希望がないことを知ってしまい、自暴自棄になってユーノ・スクライアを性的な意味で襲った。 しかし、冷静になって思うと決して悪い未来だけではない。戦技教導隊の教導官になって多くの人間から慕われたり、血の繋がりはないにしても愛する娘もできた。 その娘、高町ヴィヴィオが目の前にいた。 「あ、あのね……ヴィヴィオ、これはね……!」 今の自分の姿を思い出してしまったなのはは、しどろもどろとなっている。 千年タウクを通じて見た未来の自分は、ヴィヴィオが憧れるママになっていて、こんな格好になったことがない。ましてや、今のユーノのような少年を襲ったこともなかった。 「ヴィヴィオ……!」 「嫌あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 なのはが一歩前に踏み出した瞬間、ヴィヴィオは盛大な悲鳴をあげながら逃げるように去っていった。そんな彼女を追うように、もう一人の赤髪の少女も走り出していく。 そんな彼女達を追おうとしたが、その直後になのはは盛大にすっ転んだ。すぐになのはは立ち上がったが、その間に二人の姿は見えなくなっている。 「ヴィヴィオ、待って! ヴィヴィオオォォォォォォォォォォォォ!」 高町なのはの叫びは空しく響くだけだった。 そしてこんな混沌に満ちた状況を影から見守っていた柊かがみは、こう呟く。 「……どうすればいいの、この状況?」 【一日目・1時30分/日本・千葉県 ホテル庭園】 【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】 【状態】思考暴走、25歳の身体、ボンテージを着ている、激しいショック 【装備】レイジングハート@魔法少女リリカルなのは、千年タウク@遊戯王、タイムふろしき@ドラえもん、ボンテ―ジ 【道具】基本支給品一式 【思考】 1:?????? 【備考】 ※千年タウクの効果によって、高町ヴィヴィオの存在を知っています。 ※タイムふろしきを使ったので、25歳の肉体に成長しました。 【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】 【状態】ショック 【装備】なし 【道具】基本支給品一式 【思考】 1:こんなのってないよ…… 【備考】 ※不明支給品はタイムふろしき@ドラえもんとボンテ―ジです 【柊かがみ@らき☆すた】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】基本支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:家族および友人と合流 1:どうしよう、この状況…… ◆ どれだけ走ったのかはわからないが、ホテルから離れたのは確かだった。 しかしそんなことはどうでもいい。杏子にとって、今はヴィヴィオを何とかして慰める方がずっと大事だった。 「ひっく……ママ、なんで……なんであんなことを……」 「ヴィヴィオ……まあ、なんだ。元気出してくれよ……」 大好きな母親が子どもを襲うなんて光景を見せられたら、誰だって凄いショックを受けるに決まってる。 母親が奇行に走ったせいで泣いている高町ヴィヴィオの為に、一体何をすればいいのか? それが佐倉杏子にとって当面の課題だった。 【一日目・1時30分/日本・千葉県】 【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】 【状態】健康、困惑 【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ 【道具】基本支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:マミの仇を取る為にも、殺し合いを止める。 1:とりあえず今はヴィヴィオを何とかして慰める。 〔備考〕 ※最終回で世界が改変された後からの参戦なので、鹿目まどかの存在を知りません。 【高町ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはVivid】 【状態】健康、激しいショック 【装備】セイクリッドハート@魔法少女リリカルなのはVivid 【道具】基本支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:殺し合いには乗らず、みんなを助ける 1:ママ……何で、あんなことを……
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やまなしおちなしいみなし、な話 9bwY2VqX その日やってきた客人は、 ユーノにとっては見知った相手で在ったが無限書庫そのものとしてはとても珍しい客人だった。 ついでに言うと、彼女一人だけのも非常に珍しい。いつもは従者がついているのに。 「それで……今日はどうしたんだい? ルーテシア」 観察期間を終え、魔力を封印されたままながらもクラナガンへ帰還したアルピーノ親子。 ユーノは元機動六課メンバー経由の縁で二人と知り合い、 六課メンバーを交えてちょくちょく話をするようになっていた。 その中で、ヴィヴィオの家庭教師をやっていると知ったメガーヌに頼まれ ルーテシアの勉強も一緒にみている。 業務の安定により、安定した休日を得られるようになったユーノの ささやかな副業(報酬・美味しい夕食)であり、彼の恋人・高町なのはとの交流の一つでもあった。 はてさて、それは良いとしてそれでもやはりルーテシアが直接、無限書庫にやってくるなど珍しい。 よくよく見れば、なにやら深刻な表情。何か悩み事でもあるのだろうか? ホットミルクにも、クッキーにも手を付けていない生徒の事が心配になって来た頃、 ようやくルーテシアが口を開いた。 「ユーノ」 「うん、なんだい?」 「ユーノは、胸の大きな人が好きなの?」 「……What’s?」 突然、何の脈略もない質疑にユーノは思わずデバイスの様に問い返す。 それは勿論、ユーノ・スクライアとて雄である、おっぱいは大好きだ。 世の中には全く興味のない人も居るのは知識として知っているが、 ユーノはそう言った特殊性癖では無い若く滾る情動を持ち得た雄なので、おっぱいが嫌いという事は無い。 彼の恋人は、そこら辺を指して「淫獣」などと呼称するが実に失敬だ。男は皆、淫獣なのだ。 「どうして、またそんな?」 後から後からわき出る青年の主張をとりあえず表に出すことなく、ユーノは改めてルーテシアに問い返した。 すると、ルーテシアは自分の年相応にぺったんこな胸を叩いてしょんぼりする。 「男の人は、胸の大きな人が好きだって聞いたから」 「誰から」 「アギト」 人をからかうのが大好きなナイス根性な子狸さんというユーノの予想は見事に外れていた。 そう言えば、真犯人である八神家の新しい末妹のマイスターも「おっぱい魔人」と揶揄される人物だったか。 本人達に知られたら真っ向唐竹割+神々の没落を喰らいそうな事を考えるが、知られていないので無害だ。 「お母さんに聞いても、『ルーにはまだ早い』って」 「それで、僕の所に聞きに来たわけ?」 ルーテシアはこくりと頷く。 確かに、ルーテシアの周囲に彼女と親しい男性は自分を含めて二人しか居ない。 だからこそ、ユーノは何故ルーテシアがこんな事を聞きに来たのか理解できた。 「……エリオ君か」 「……」 ズバリ、正解だったのだろう。ルーテシアの顔がしゅんと暗くなる。 エリオ・モンデュアルの周囲は皆美人揃いであるが…… とりたてて彼に師事しているフェイト・T・ハラオウンと八神シグナムは特に目立つ。 二人とも、それはもう見事なプロポーションの持ち主だ。 以前なのはが、鏡を前に「フェイトちゃんはどうして……」と羨むぐらいだ、 並ぶと元部隊長さんが凄い哀れなぐらいだ。 ただ、ルーテシアは未だ第二次性徴前である。あの二人と比べること自体が間違っているのだが…… さて、それで納得する乙女心ではあるまい。 伊達に理不尽な魔王に振り回されてはいないのだ。その程度は解るようにもなる。 「まぁ、確かに小さいより大きい方が好きって傾向が一般的ではあるよね」 子供相手に何を話しているのかなぁ、と想わないでもないがさりとて誤魔化す手段も思いつかない。 ユーノ・スクライア、不器用ですから。 お茶を一啜りして、一息を入れる。 一方のルーテシアは、この事柄を真剣に悩んでいる。 とても出はないがクッキーにもホットミルクにも手が出せる気分ではない。 「でもね、ルーテシア。そんなのは只の趣向だから。人を好きになる云々とは違うよ」 ルーテシアはふっと顔を上げる。 そこには何時も通りに笑うユーノの姿。 「その理屈で言ったら、僕はなのはよりもフェイトを好きになってるよ」 それは……正直想像出来ない。 3人が一緒にいる事はよく見かけるけれど、ユーノと高町なのはの間にはやっぱり特別な何かがあって。 少しだけ、それにあこがれている。 だからこそ、ユーノの言葉には説得力があった。 「でも、エリオは」 「少なくとも、僕の識ってるエリオ君は胸の大きさ云々で好きな人を決める子じゃないけどね」 「それにね」とユーノは悪戯っぽく嗤うとこう続けた。 「フェイトだって、君と同じくらいの時は真っ平らだったんだよ?」 「本当?」 「勿論、だから君だって。彼女みたいな素敵な女性になれる可能性があるのさ」 ルーテシアは、フェイトのような美しい体の自分を想像する。 鍛え上げられ、一切ムダがなく、それでいて柔らかさを失わない。 わざわざ扇情的な服を着るまでもない、普通の普段着の上からでもはっきりと解るなめらかな曲線。 うっとりすると同時にある事にも気が付いた。 それは彼と一緒に居るもう一人の少女。 「なら、キャロも?」 「ああ、なるかもしれないね」 しれっと、当たり前のようにその懸念を口にする恩師。 ルーテシアの表情はまたも硬くなり、どうすれば良いのかと悩み始める。 「そう言えばなのはやフェイトも昔沢山、牛乳を飲んでたっけ」 「?」 「牛乳を毎日飲んでいると、スタイルが良くなるって」 言われて、目の前のホットミルクに視線が行く。 無言でそれを手に取ると、少しばかり冷めたミルクを一気に飲み干した。 「後は?」 「後? うーん、そうだなぁ……好き嫌いをせずに何でも食べて毎日運動する事かな?」 自分に、好き嫌いが多いのを自覚しているせいかルーテシアは返答に窮する。 「……ピーマン、も?」 「勿論」 一抹の希望を抱いて問い返すも、その希望はあっさりと切り捨てられてしまった。 あぁ、しかし貧乳に豊乳は……基、背に腹は代えられない。 「わか、った」 我慢して、沢山食べよう。 フェイトにも、シグナムにも、なによりもキャロには負けられない。 ルーテシア・アルピーノ。温和しめな外見に似合わず負けず嫌いである。 そして、悠然と茶を楽しんでいる教師はと言うと。 (エリオ君も、果報者なのかご愁傷様と言うべきなのか) 心の中で、少年の将来を憂いる。 だがまぁ、そんな事はメガーヌから相談された「ルーの好き嫌いをどうしたら良いか」 という事項に対する解決から比べればどうでも良いことである。 ……ヴィヴィオにもこの手段、使えないかなぁ。 などと本気で考えている辺り、腹の中は真っ黒な無限書庫司書長であった。 23スレ SS ユーノ・スクライア ルーテシア ルーテシア・アルピーノ
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目次 教職員関係一覧表(4-9982~、5-9953~) 教職員+αの年齢(5-9928~) 教職員関係一覧表(4-9982~、5-9953~) 学生時代所属 名前(裏会議所属) 関係 レイブンクロー パチュリー・ノーレッジ パリストンやマツミ、アレックス(下っ端)と仲良し キョーマ・フェニックスパレス パリストンの弟 タバネ・シノノノ アレックスの妻 グリフィンドール アレックス・ルイ・アームストロング タバネの夫パリストンやマツミ、パチュリーと仲良しだが下っ端 レントン・サーストン ほとんど全員にヘーコラ馬が合うサイト、下っ端気質のヴィルヘルムには砕けた態度 サイト・ヒラガ レントンと仲良し ヴァン・ホーエンハイム ハップルパフ パリストン・ヒル キョーマの兄パチュリーやマツミ、アレックス(下っ端)と仲良し ホセ・アポリア シゲルのカモクルーガーの後輩 ヴィルヘルム・エーレンブルグ 教職員みんな大好き シゲル・アカギ ホセのギャンブル仲間 スリザリン マツミ・ブラック パリストンやパチュリー、アレックス(下っ端)と仲良し クルーガー・ビスケット ホセの先輩 カオリ・カンザキ 孤高問題行動を起こす数名の教職員が嫌い ダームストラング ユーノ・スクライア タクトの先輩 タクト・ツナシ ユーノの後輩 不明 ベアトリーチェ 基本的に物怖じせずに堂々パリストンとクルーガーには敬意を払う ガクホー・アサノ 教職員+αの年齢(5-9928~) 名前 備考 クルーガー・ビスケット 最年長キヨマロ1年時に最低でも約68歳 ホセ・アポリア クルーガーとの年齢差は6歳差以内キヨマロ1年時に最低でも約67歳 学生時代が約半世紀前の壁 リッカ・タカナシ マツミたちの5歳上(3-7377)セツナたちの7歳上(16-3320)キヨマロ1年時に43~44歳 パチュリー・ノーレッジ=パリストン・ヒル=マツミ・ブラック キヨマロ1年時に38~39歳(48-4115) ヴァン・ホーエンハイム=ユーノ・スクライア=セツナ・タカナシ キヨマロ1年時に36~37歳ヴァンとセツナは同級生(3-7209) レントン・サーストン キヨマロ1年時に33~36歳 アレックス・ルイ・アームストロング=キョーマ・フェニックスパレス パチュリーたちとの年齢差は6歳以内キヨマロ1年時に32~35歳 タクト・ツナシ=シゲル・アカギ ユーノたちとの年齢差は6歳以内キヨマロ1年時に30~34歳 30代の壁 カオリ・カンザキ キヨマロ1年時に26~30歳 ヴィルヘルム・エーレンブルグ キヨマロ1年時に25~29歳 ベアトリーチェ キヨマロ1年時に24~28歳 サイト・ヒラガ キヨマロ1年時に23~27歳 タバネ・シノノノ キヨマロ1年時に22~24歳(8-3041)最年少
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甘い生活? 1レスもの oEM244di 「……おとーたま、まだ帰ってこない?」 リインフォース・アインス・スクライアがキッチンで洗い物をしていた時、 入り口に小さな熊のぬいぐるみを抱えた愛娘が眠そうな眼をして顔を覗かせた。 「お父様はもうすぐ帰ってきますよ、ベクトラ。だからあなたはいい子にしてベッドにお入りなさい」 「すぐ、帰って来ゆ?」 アインスは手を拭いて、そのユーノに似た面立ちの少女へ歩み寄りそっと抱きしめる。 「ええ。でもそんな格好でお部屋の外にいて夜更かしをしているとお風邪を引いてしまいますよ。 そうしたらお父様も悲しみます。だから、ね」 「おとーたまが悲しいと“べくとや”も悲しいから寝ゆ」 ベクトラは小さなあくびをするとアインスの肩にもたれて目を閉じた。 「あらあら」 アインスはとても寝付きの良い娘に苦笑するとそのままベクトラを抱え上げてベクトラの部屋へと運んでいった。 アインスはまだ、少女には大きすぎるベッドに彼女を寝かせると、熊の模様が描かれたかけ布団を肩までかけて、ベクトラの銀髪のかかったおでこをかきあげて軽くキスをした。 『良い夢をご覧なさい、ベクトラ』とつぶやいて灯りを消し、アインスはベクトラの部屋を後にした。 ――私は今、幸せです、ユーノ。 彼女は子供部屋の前でしみじみと幸せをかみしめていた。 ――ただの管制人格のはずだった私が人として貴方と一緒になれ、そして貴方との間に子供まで授かり……。 ふと、彼女は我が家へ近づいてくるある気配に気がついて玄関へと走る。 がちゃりと音を立てて開く玄関。その先に立っていたのは軽く息を弾ませたユーノだった。 「お帰りなさいませ、ユーノ」 「ただいま、アインス。また、気配わかっちゃった?」 「はい、あなたですから当然です」 そういってユーノの肩に手をかけて軽くキスをするアインス。 こつんと額同士を当てて微笑むユーノとアインス。 「ところでベクトラは? ちゃんと寝てる?」 「はい、先程までお父様を待っていましたが、夜更かししていたらお父様が悲しみますよといったらすぐに」 「そうか……、ところで、晩ご飯は? それともお風呂が先でいいのかな?」 「どちらも準備出来ておりますのでお好きな方で構いません」 「あ、それなら、アインス、君がいいんだけど? ダメ?」 「あなた? バカ……」 アインスはそういってから瞳を閉じた。 次に目を開いたアインスの目の前に広がっていたのは常夜灯の淡い光に照らされたいつもの遊乃堂2階の彼女の 部屋の天井だった。 ……夢? そうですね。あのような光景、夢でしかあり得ません。 私のような存在が主ユーノの伴侶として家庭を築くなどとは。 ましてや我が主と子までなすなどという到底あり得ません。 せめて眠りの中でだけでも幸せな夢を……? いいえ、この生活が今の私にとっての一番の幸せ。主ユーノのおそばにいられる毎日、それこそが。 ではどうしてこのような夢を見てしまったのでしょうか? ……わかりません。 とにかく、明日も朝早くからたくさんのお仕事が待っています、主ユーノのおそばで。 だからもう、今晩は寝てしまいましょう。 そしたらまた、あのような私には分不相応な夢を見ることが出来るのでしょうか? 私のような存在でも……。 そうして再び眠りへと落ちていった彼女がまた、幸せな夢を見られたかどうかは彼女しか知らない。 そして…… ここは海鳴町の片隅にある古びた佇まいの古書店『遊乃堂』―― いつも静かな古書店はやはり今朝も穏やかでゆったりと時が流れていた。 そして今朝もリインフォース・アインスはいつもの黒を基調としたメイド服を着て遊乃堂に出て、本の整理や、 掃除……そんな仕事を黙々とこなしていく。今ここに、ユーノのそばにいられる幸せをかみしめて…… 遊乃堂奇譚番外編「甘い生活?」了 39スレ SS ユーノ×アインス ユーノ・スクライア リインフォース・アインス